預金~2
2002年4月、ペイオフの制度が解禁となりました。但し普通預金は2005年4月からです。ペイオフとは金融機関が破綻した場合、その金融機関に口座を持つ預金者につき1000万円まで元本と利息を保証するという制度です。当時は金融機関の破綻が相次ぎ、高額の預金を有する方は、ペイオフ対策として預金の分散をしました。ほとんどパニック状態で、預金限度額のない郵便局に預金が殺到したことを思い出します。そのことだけで見ると問題はありません。どこの金融機関に預けようが預金者の自由ですから。しかし、その際、それの名義を変えるということをやる人が出てきました。例えば自分の妻や子や孫の名義に変えるわけです。そうするとその人の相続の時、その預金は相続財産から漏れてしまいます。相続税が少なくなるのです。