「相続税についてのお尋ね」について
相続開始後、何ヶ月か経って税務署から「相続税についてのお尋ね」(大きな封筒)が郵送されてくることがあります。相続税を払わなくてはならないことが分かっている人は、その作業の途中経過を書いて提出すれば良いです。税理士に委託されている方はそのまま税理士に渡されると良いと思います。問題は相続税を払うか、払わないかが微妙な相続をされている方です(誰が見ても相続税を払う必要のない人には税務署からも何も郵送されてきません)。自分では払う必要が無いと思っていても、税務署は必ずしもそうは見ていないということです。相続開始後何ヶ月も経つと、ようやく悲しみから立ち直り(全部が全部そうであると限りませんが)、残されたものもそれぞれの人生を歩き始めた頃です。もう一度、身辺を振り返って遺産調査をされてはどうでしょうか。その結果はどうであれ、お尋ねは税務署に返信して下さい。くれぐれも、お尋ねをそのまま放置しておくことはなされませんように。